漢方では、女性は7の倍数の年齢で体の変化が起こるといわれています。
年齢の節目は、7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳。
確かに、それらの年齢の前後で、女性の体に変化が起こるような気がします。
女性ホルモンは、若いころは体の成長とともに増えていきます。
卵巣から女性ホルモンが分泌され始めるのは10歳前後です。
10歳くらいまでは、男の子と間違われてしまう子でも、徐々に体に丸みを帯び始め女性らしい体つきになってきます。
そして、その後、数年して初潮をむかえると女性ホルモンの分泌量が増え始めます。
女性ホルモンの分泌量のピークは、28歳頃といわれています。
卵巣の重量がもっとも重くなり体力も十分で、妊娠、出産に適した時期だといわれているのもこの年齢です。
女性ホルモンの分泌が十分であるということは、女性の魅力が一段と増すということです。
なので、この時期に結婚したり、思い返せば、周りの人から「綺麗になったね」なんて言われたことが多かった時期だという人も多いのではないでしょうか。
28歳をピークに女性ホルモンは減り始める
28歳ころに女性ホルモンの分泌量が増えてピークを境に、30歳を迎える頃から徐々に女性ホルモンの分泌量は減っていきます。
そして、漢方でいう7の倍数の49歳頃にその働きを終えます。
まさしく、平均閉経年齢が50歳なので、漢方の考えに合致していますね。
そして、この閉経の前後5年~10年が「更年期」です。
個人差はありますが、体調に様々な不調を感じるのもこの時期です。
昔の「人生、50年」といっていた時期ならば、閉経を迎える頃には人生も終盤であったかもしれませんが、
今の時代では、閉経をむかえる50歳は女性としても、まだまだ終わるわけにはいかない年齢です。
なので、体の節目に気を付けながら、女性ホルモンを補ったり、増やしたりしながら、いつまでも若々しく、自分らしい生活をしましょう。